但し、快適な操作感を実現するには注意が必要です。基本的に作成時に入力フィールドや各種画面の構成を作成して、全てのレイアウトを作成後に切り替えにボタンを作成することになるのですが、画面切り替えボタンは通常入力の動線を考えた時に、上から下、左から右と考えますので最初に押す切り替えボタンは上に配置します。
ファイルメーカーProではレイアウトモードで配置した順番に前面に配置されていき、最後に配置したものは最前面に配置されます。レイアウト切り替えボタンは最後に作成して上部に配置した場合、ブラウズモードでの画面を描画するときには最背面のものから順番に表示される仕様になっていますので、最後に切り替えボタンを作成した場合、入力フィールドなどが全て表示された後に切り替えボタンが表示されてしまいます。グラフィックの性能が良くないパソコンで、尚且つ複数のポータルなどが画面に表示されていた場合、なかなか切り替えボタン表示されずに操作感が悪くなってしまいます。
説明が長くなってしまいましたが、画面描画も考えてレイアウトを最終的に調整することで快適なシステムとなります。操作方法は以下のように3つのパートがある画面の場合、A、B、Cの順に描画されるのが理想的です。レイアウトモードで全てのフィールド、ボタンの配置が終わった段階で、Bのエリアを全て選択して「配置」→「最前面へ」を選択、Cのエリアを全て選択して「配置」→「最前面へ」を選択を行ってあげることで、ブラウズモードでの画面描画時にA、B、Cの順番で表示されます。特に画面を連続して切り替える時などに操作感が変わってきます。
|