<ファイルメーカー ファイル共有時の注意点>

ファイルメーカーProを使用して、会社内のLANでデータを共有することが可能です。最初に共有したいファイルをファイルメーカーProで起動した端末がホスト(サーバー)となります。次に他の端末でそのファイルを開くとクライアントとなり、簡単にデータを共有可能ですが、注意しなければならない点もあります。


■ファイルメーカーProでの共有
ファイルメーカーPro7/8/8.5では5台まで、ファイルメーカーPro9では9台までファイルメーカーProを使用してファイルの共有ができます。それ以上の人数(端末)での共有はファイルメーカーServerソフトが必要となります。またデータの安全性やパフォーマンスが必要な場合はファイルメーカーServerソフトを検討するとよいでしょう。

■OSで共有設定は必要ありません。
ファイルメーカーProで共有する場合、よくWindowsの共有ドキュメントフォルダにファイルを入れたり、ファイルを格納しているフォルダを共有に設定したりしている方がいらっしゃいますが、その必要はありません。LANで接続された端末同士であれば、特にOSでの共有設定などは必要ありません。但しファイアウォールなどの設定行っている場合はファイルメーカーProが共有で使用するポートのフィルタの解除が必要な場合があります。

■クライアントから共有を開く時の注意
ホストで起動しているファイルメーカーProのファイルを開く際に上記の共有設定にも起因しますが、ホストの共有フォルダを開いて、直接ファイルをWクリックして起動される方がいらっしゃいますが、ファイルが壊れる可能性もあり、ファイルメーカー社もこの方法は推奨していないようです。クライアント側で共有ファイルからファイルをWクリックで起動できないようにOSの共有の設定はしないようにしたほうがよいでしょう。

 

正しい開き方はファイルメーカーProを起動して、「ファイル」→「共有ファイルを開く」を選択して、ホストを選択後、右に表示された開きたいファイルを選択して、「開く」ボタンで開きます。ホストのファイルメーカーProでの共有の設定が正しくない場合はホスト名やファイルが表示されません。

 

正しい開き方は何度もクリックしないといけないのでかなり面倒です。共有ファイルを簡単に開くツールをファイルメーカーProで作成しましたのでよろしければ使ってみてください。ダウンロードはこちら


FM共有OPENをWクリックすると下記の画面が起動します。


予めホストのIPアドレスとファイル名を登録しておき、ボタンですぐに起動できます。
起動したいファイルを好きな場所へ登録しておき、好きなファイルを起動できます。


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